新増設学部の中心は「看護学部」
私立大学の学部等の増設予定では毎年「看護学部」が登場しています。
18年度も常磐大学・和洋女子大学・駒沢女子大学などで看護学部新設を予定されています。
なぜそこまで、看護学部の増加を急ぐ理由があるのでしょうか?
この25年程の間に、看護系学部を持つ大学の数と定員は激増しています。
1992年に、高齢化による看護師不足を受け、「看護師等の人材確保の促進に関する法律」ができ、文部科学省は「看護系大学の設備・充実をいっそう推進して行く必要がある」と発表をしました。
以来、看護系学部と定員は増え続け、2006年度には定員が1万人を突破。
最近ではすでに2万人を超えるまでになりました。
そんな看護系学部が急増する背景には、高学歴看護師のニーズがあると言われています。
さらに団魂世代が75歳以上になる2025年には、現在よりも約50万人多い200万人もの看護職が必要だと言われています。
これが、看護系大学の増え続けている理由です。
ますます看護師の需要が高まるというわけです。