集団面接の場合の注意点

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他人への質問も、自分への質問ととらえておく

他人への質問は原則として自分とは無関係であるが、同じ質問を次に自分にされることもあります。
まだ私の順番は回ってきそうにないとか勝手に考えて油断していると、いきなり「○○さんは、今の質問についてどう思いますか?」と自分に向けられたりします。
この時に「え、どんな質問ですか?」なんて答えたら、大きく減点されてしまいます。
他人への質問も自分への質問だと考えて、頭の中で「自分ならこう考える」とシミュレーションしておくべきなのです。
集団面接には質問の流れがあり、他の受験生の答えに関連した事項が次の自分への質問になることも多くあります。
例えば、他の受験生がインフォームド・コンセントに関する質問ならば、次の質問は「臓器移植」や「告知問題」についてになることは十分に考えることができます。
このように、誰に対する質問であっても、自分でも答えられるくらいにしておかないと、集団授業の「流れ」にはついていけなくなってしまいます。

自分に質問されるまでは、前を向いている

自分に質問を向けられるまでの間は、その待機している姿勢や態度が面接官によって採点されていると考えておかなければいけません。
下や横を向いたり、明らかに無関心な表情を見せたりすると、その場の話題に参加していないと見なされてしまいます。
緊張したので心を落ち着かせようと目を閉じていると「寝ているのではないか」と思われ、自分が答える順番が来る前に、すでに大幅に減点をされてしまいます。
そうならないためにも、自分に質問されるまでは前を向いていることを基本にしておきましょう。
あるいは、質問している面接官の方に顔を向いているというのも、「私への質問ではないことは知っていますが、あなたの質問を聞いています」という意思表示になるので効果的です。
ただし、相づちを打つことまでは避けましょう。

自分が答えようとしていたのと同じ答えを先に言われたら・・・

同じ質問を複数の受験生にしていく形の場合には、最後の方に順番が回ってくると、自分と同じ答えをすでに他の受験生がしてしまっている、ということが往々にして起きてしまいます。
こんなときは、原則的には他の受験生と同じ内容を答えても問題ありません
ただし主張も理由も何もかも同じというのは問題がありますし、たとえ許されたとしても、あなたの答えはあまりポイントが高くならなくなってしまいます。
なのでそうなってしまった場合はこのように少し工夫をしてみましょう。

[例] 「私の答えは、最初の方と基本的に同じです。ただ、その理由は、・・・という点で最初の方とは違います」

のように、、違う観点の理由を付け加えるか、別の事件や事例を根拠にするなどしておきましょう。
つまり、「先の人の意見に賛成なら(同じなら)、何かを補足する」という観点で考えるようにしましょう。
自分だけ目立つ答えをしようとしても、目立つだけでは受かりません。また、違う考えを探すあまりに自分のよく知らないことを持ち出すのも、自爆行為になりやすいので、気をつけましょう。

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